一部を除いて出展料が無料のオンライン展示会プラットフォーム『DMMオンライン展示会』について、特徴や評判、費用などを紹介します。
出展社から見て、DMMオンライン展示会の一番のセールスポイントは、基本的に出展料がかからないという点でしょう(展示会によって一部有料プランあり)。テーマに合う展示会に出展するという意味で、常設できるオンライン展示会とは異なりますが、ジャンル特化型ウェブメディアに広告出稿するような手軽さで、リード獲得や商談のチャンスが得られるのは魅力です。
DMMオンライン展示会に出展するには、企業情報やブースの画像・PDF資料・動画などを登録する必要があります。ただし、展示ブースの作り込みをするわけではなく、一般的な情報入力やアップロードといったレベルの操作。担当者にウェブ制作のスキルが必要なわけでもなく、制作会社への外注など出展以外の制作費が発生することもありません。
出展社がDMMオンライン展示会に出展して成果を上げるために利用できるのが、オンライン商談や来場者へのオファーといった機能。オンライン商談は来場者との商談をセッティングできる機能で、来場者に対して商談オファーできる機能と組み合わせて使うことで、開催期間中効率的に商談をスケジューリングしていくこともできるでしょう。
普段の営業活動では出会えない全国各地の方々のリードを25件獲得することができました。
今回の地域活性化 EXPO ONLINEでは、メインターゲットであった地方自治体様と接点を持つことができ満足しています。4名の地方公共団体の方のリードを獲得することができたので、引き続きアプローチし受注までつなげていきたいと思います。(後略)
DMMオンライン展示会は潜在層へのナーチャリングにつながると思いました。
来場登録者全員の会社名や役職、来場の目的が分かるようになっているので、その中からアプローチをしたい方へ商談オファーを送れば、本来であれば当社に関心が薄かったと思われる企業様も、当社の企業ブースに訪れてくれるきっかけを作ることができます。(後略)
当社のサービスは言葉だけでは少し伝わりづらいため、動画での説明を挿入したり、かみ砕いた説明の資料を作成したりといった工夫をしました。
加えて、企業ブースのメイン画像等に漫画を用いることで、気軽さと和やかさも演出しました。(後略)
オンライン展示会は実施することがゴールではなく、成果を上げることこそ重要。そのためには、手法と目的に合わせた機能を持つオンライン展示会プラットフォームを選定する必要があり、DMMオンライン展示会以外のプラットフォームについてもご覧ください。
2022年5月調べで、DMM.comの公式HPに記載されている事業内容は18領域58事業。創業した当時は動画配信サービスの先駆的存在でしたが、教育や金融、地方創生と多種多様な事業を展開。DMMオンライン展示会はビジネスソリューション領域に分類され、他にも映像制作やインフルエンサー支援といった法人向けサービスも手掛けています。
DMMオンライン展示会の注目すべき特徴は2つ。一部を除いて出展料が無料だということと、ウェブの専門スタッフや外注などに頼らなくとも、出展社の担当者が気軽に使えるツールだということ、にあります。本格的な自社展示ではなく、まずはオンライン展示会に出展してみようというニーズなら、マッチするテーマを選んで参加してみるのもいいでしょう。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業