JAXAのバーチャルEXPOでも採用されたオンライン展示会プラットフォーム『VRmillion』について、特徴や評判、費用などを紹介します。
VRmillionの特徴のひとつが、ブラウザの管理画面操作だけで、比較的簡単にオンライン展示会の設定ができるプラットフォームであること。会場やブースの設定などはCG素材を含めたテンプレートが用意されていて、選択していくことで準備できます。
一方、運営会社がITベンダーということもあり、個別カスタマイズの相談もできるフレキシビリティがあります。
VRmillionの展示ブースには大型モニターが設置されていて、動画の埋め込み配信が可能。これはオンデマンドだけでなくライブ配信もできるので、イベント性を持たせることで来場者へのアピールになります。
また、来場者とのコンタクト方法として、チャットやウェブ会議といったリアルタイムのやりとりが可能。来場者のタイミングに合わせた対応ができるわけです。
VRmillionでは来場者の属性情報をはじめ、展示会場での各種行動履歴などをリアルタイムに収集できる機能があります。展示ブースでの滞在時間や移動時の導線などをチェックできるので、その結果を踏まえた改善が可能。管理者編集機能を使ってコンテンツを変更するなど、展示会を運用しながらPDCAサイクルを回すことができるプラットフォームになっています。
私たちが求めていたことを予算内で実現できるのが「VRmillion」でした。臨場感を重視したのですが、アバターが歩き回ることでリアル会場に足を運んだような感覚を得られます。ブース出展も譲れない条件でしたが、テンプレートを利用してブースを作成できるのでコストを抑えられます。(後略)
VRmillionは展示会の設定操作が容易であり、ニーズによっては個別カスタマイズにも対応する柔軟性があります。他のプラットフォームにもそれぞれセールスポイントがあり、おすすめのサービスを紹介しているので、合わせてご覧ください。
※すべて消費税は不明
カコムスは1971年から大阪でシステム開発を手掛けるITベンダー。システムインテグレーションをはじめ、マイクロソフト製品などに関連するサービスソリューションやパッケージソリューションなども手掛けています。オンライン展示会プラットフォームはビジュアルソリューション事業の一環で、VRシミュレーションシステムやVR会議、画像解析にも精通しています。
様々な機能を持っているVRmillionは、ベーシックな利用プランが4タイプあることに加えて、オプションプランとして追加できる機能も複数あります。展示内容や目的とする成果などによって使いたい機能や展示会の規模を調整することができるのはリーズナブルといえます。また、VR技術に優れた企業が提供するソリューションという点も強みといえるでしょう。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業