なんらかの理由で展示会の開催が難しくなることもあります。このページでは、展示会の開催が困難な際の代替となる集客方法やオンライン展示会の魅力について紹介するので参考にしてください。
新型コロナウィルスの影響によって、展示会の出展を中止に追い込まれた企業は数多くあり、出展中止によって業績に悪影響をきたしたと感じているのは株式会社マイノリティの調査によると約4割※にも及びます。その中で約3割の企業に代替として選ばれたのがSNS広告です。SNS広告を活用することで、とくに若年層に対しアピールでき、海外の顧客など幅広い方々にチェックしてもらえるなどのメリットがあります。
オンライン展示会も代替のひとつの手でしょう。展示会のような雰囲気のまま開催できるという魅力があります。またオンラインなので、ネットがつながる環境であれば世界中でチェックでき、時間の制限もなく気軽に参加しやすくなるというメリットがあるでしょう。開催者側も顧客データを分析しやすくなるなどのメリットもあり、開催者・来場者双方にとって魅力のある展示会と言えます。
コロナ禍で展示会中止を決めた企業の代替のマーケティング施策の中で、テレマーケティングもSNS広告に次いで2番目に多い※ものです。テレマーケティングとは電話を通して顧客に販売や商品を説明するなどの営業方法になります。テレマーケティングを行うことで、営業効率がアップする、顧客満足度にもつながるなどのメリットがあるでしょう。ただオペレーターの育成に時間がかかる、事前準備が必要などのデメリットもあるので注意が必要です。
オンライン展示会の最大の特徴は、WEBコンテンツならではの特性を生かし、自由な表現がしやすいという点です。動画・電子カタログだけでなく、3Dによってリアル感のある体験ができる、その場でカタログなどをダウンロードできる、打ち合わせの予約ができるなどが簡単に行えるでしょう。また遠方に住んでいる方でも気軽に参加でき、幅広い方々に最先端の技術を紹介することが可能です。場合によってはオンライン商談もスグに行えるなど、開催者にとってもメリットの多い展示会と言えます。
オンライン展示会が、これほどまでに注目されたのは新型コロナウィルスの影響によるものが大きいでしょう。新型コロナウィルスが流行することで、人々の活動が制限され、マーケティング方法も変化が必要となり、人と接さずに開催できるオンライン展示会の魅力が増したのです。展示会は多くのリード獲得がしやすいイベントなので、開催が難しくなれば展示会に変わる施策を検討しなければなりません。オンライン展示会も併用することで、リードも逃さずに獲得しやすいでしょう。
オンライン展示会だけ行っていればいいというわけではありません。オンライン展示会は実体験がしにくい、呼び込みができないといったデメリットもあります。そのためオンライン展示会とリアル展示会を組み合わせたハイブリッド展示会が理想的なのです。ハイブリッド展示会であれば、オンライン展示会のデメリットを最小限に抑えることができ、より多くの見込み客を得やすくなるでしょう。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業