機械技術関連はオンライン展示会と相性が良いといえます。その現状やメリット、事例などをまとめて説明します。
会期
出展対象品目
エレクトロニクス分野の最新技術が集結したオンライン展示会です。オムロンや東芝、NECなど、世界中から200社以上が出展。YMAHAや三菱 エレクトリックをはじめとする、100社以上のウェビナーも配信されます。
会期
出展対象品目
台湾の高雄(たかお)市会場とオンライン会場を同時開催する展示会。金属技術を持った企業や関係者が、世界各国から参加します。アジアの市場に向けた情報発信と、金属業界内のコミュニケーション向上をはかる目的もあります。
機械技術におけるオンライン展示会のメリットは、技術やテクノロジーの伝わりやすさです。見るだけ・聞くだけよりも、体験してもらうことで来場者に魅力を伝えることができます。オンラインは、自社製品と技術を気兼ねなく何度も繰り返し体験することができるので、問い合わせなど、次のステップに進みやすくなります。
「第42回冷凍・空調・暖房展 HVAC&R JAPAN 2022 ONLINE」が2022年2月に行われました。オンラインとオフラインを合わせたハイブリッド開催で、ブルーやイエローに色分けされた通路を通りながら、360度をVRで巡ることができます。導線の配置は、歩きやすいように工夫されています。
オフラインのイベントと同じように、高揚感や臨場感を得られる360度パノラマ視点を特徴としています。アクセス解析機能も備わっており、集客支援もあります。自社HPのコンテンツとして再利用できるところも魅力的ですね。
総合自動旋盤メーカーである、シチズンマシナリー株式会社が主催した「シチズンマシナリー オンライン プライベートショー 2021」。新機種の広報と技術の認知を目的として開催されました。来場者に興味を持ってもらうために生放送にこだわり、ライブ配信と収録動画を組み合わせて30分以内に収まるよう、工夫しました。
「EventHub」は展示会はもちろん、カンファレンスやウェビナー(ウエブセミナー)にも対応できます。配信機能はアンケートやメール、ライブやアーカイブなど様々。来場者のデータもしっかりと収集することができます。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業