シャノンが設立した企業が運営するオンライン展示会プラットフォーム『ZIKU』について、特徴や評判、費用などを紹介します。
ZIKUには来場者をアバター表示する機能があるため、オンライン展示会の開催期間中、3Dバーチャル空間には集っている人が見える状態となります。リアル展示会では当たり前ですが、オンライン展示会だとこうした賑わいの演出も成否に影響するもの。賑わっている展示・ブースほど他の来場者から見ても気になるもので、集客の呼び水にもなるでしょう。
出展社が来場者にコンタクトをとる方法として、ZIKUでは音声による声掛けができます。展示会は来場者もビジネス目的。求めている商品やサービスかどうか端的に確認できた方が効率的ですし、出展社側もテキストより音声の方が接客姿勢を表しやすいといったメリットがあります。バーチャル空間だからこそ、パーソナリティ重視のアプローチが意義を持つわけです。
ZIKUのオンライン展示会の中に構築する展示ブースは3D空間。ただし、CG作成をZIKUや制作プロダクションなどに発注する必要はありません。ZIKUの機能として、専門スキルがなくてもブースの設定を出展社側で操作できます。内観デザインのパターンが複数バリエーション用意されていて、それらを選択していけば空間ができあがり、資料や動画をアップロードしていきます。
一番は、課題として考えていた集客(登録者数)が前年比161%と大きく改善したことです。
登録数は当日にも大きく伸びたのですが、メタバース空間でのイベントの臨場感がTwitterと相性が良く、当日関係者から発信されたTweetが大きく拡散され、当日の集客に繋がりました。主催社としてAppExchageの啓蒙を図ることができたと考えていますし、集客面でも責任を果たすことができたので、総合的にみてZIKUを導入して良かったです。(後略)
3DCGやアバター表示などが特徴といえるZIKU。他のオンライン展示会プラットフォームにもそれぞれの特徴があり、手法と目的に合わせたサービス選定が重要です。3DVR・3DCG・2Dの違いとおすすめサービスを紹介するページもご覧ください。
ジクウという会社は世界的なコロナ禍にあって、ビジネスイベントの新しいスタイルを模索するというところから始まった企業。マーケティング関連のIT企業であるシャノンが設立した会社で、シャノンのCTOがジクウの代表を勤めています。シャノンには「SHANON MARKETING PLATFORM」というイベント管理のソリューションがあり、その技術やノウハウがZIKUにも活かされています。
ZIKUの一番のおすすめポイントは、来場者がアバター表示されるということ。この機能によって展示会の賑わいが可視化され、3Dの仮想空間のリアリティも増すという効果が生まれます。その上で、出展社は担当者が肉声で声掛けをするという仕組み。人と人との出会いの場であることをわかりやすく実感させてくれるのが、ZIKUというプラットフォームの強みです。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業