オンライン展示会の通信環境

オンライン展示会を実施する場合、通信環境をしっかり整える必要があります。通信環境が不安定だと、遅延などのトラブルが発生し、展示会が失敗に終わる可能性も否定できません。このページでは、オンライン展示会に求められる通信環境について解説します。開催時の参考にしてください。

安定した環境が必要

オンライン展示会を実施するなら、安定した通信環境が求められます。プラットフォームや展示会用コンテンツも大切ですが、それらが万全でも、通信環境が不安定では意味がありません。動作が遅くなり、参加者に魅力をアピールできなくなってしまうおそれもあります。

リアル展示会の場合、交通機関がマヒすると展示会の開催や参加者数に大きな影響が及びます。オンライン展示会の場合、通信環境が交通機関に該当します。そのため、通信環境が不安定になると、展示会開催が危うくなるばかりか、その後の評価にも影響が及ぶでしょう。

もしオンライン展示会を開催するなら、本番を見越したシミュレーションを実施し、求められるサーバーなど機材のスペックをしっかり把握する必要があります。また、通信回線も無線は避け、有線回線を導入することが求められます。

必要となる通信速度

オンライン展示会では、快適な通信環境が必要不可欠ですが、通信速度は30Mbps程度を確保できるように環境を整えましょう。

動画の視聴やインターネットを快適に楽しめる回線速度は、10Mbps〜30Mbpsと言われています。利用するデバイスのスペックも影響しますが、快適性を重視するなら、通信速度は30Mbpsを確保しておきたいところです。

参照元：Prebell（https://prebell.so-net.ne.jp/tips/pre_20040901.html）

30Mbps以下であっても、オンライン展示会を開催することはできます。しかし、通信速度が遅くなるほど快適性が失われ、ストレスが溜まるようになります。なお、Wi-Fiなど無線でも数十Mbpsの通信速度を確保できますが、安定性を重視するなら有線の回線を導入しましょう。

通信環境を整えておくためには

回線状況をチェックしておく

通信環境を整えるためには、あらかじめ回線状況を確認しておきましょう。オンライン展示会の開催場所でPCをインターネットに接続し、開催予定時間前後の通信速度をチェックするのがおすすめです。一度だけではなく、複数回に分けて確認してみましょう。

もし満足のいく結果が出ない場合、インターネット回線の契約を見直すか、新しい回線を導入するなどの対策が求められます。

テストをしておく

オンライン展示会を開催する前に、本番を見据えたテストも実施しておきましょう。リハーサルなしでは、当日どのようなトラブルが起こるか予測が困難になります。オンライン展示会は一度に多数のユーザーが参加しますので、万が一に備えることが重要です。テストする際は、本番と同じインターネット回線と機材を使用し、通信速度をモニタリングしてみましょう。もし問題が生じた場合、機材を変更するなどの対策が必要です。

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