オンライン展示会とリアル展示会、この2つの展示会の違いを知るために、主だったポイントについて比較したものをまとめてみました。
従来のリアル展示会の場合、会場費や設営費、交通費など多額の費用が必要となってきます。それに対してWEB上で開催するオンライン展示会の場合は、これらのコストの削減がしやすく、比較的低コストで開催することが可能です。
展示会を開催するタイミングは、リアル展示会の場合では年に1~2回で日中のみの開催が基本です。オンライン展示会の場合は、展示会場がWEB上になりますので、24時間常時開いていることが可能で、長期継続して開催し続けることもできます。
リアル展示会と違って、オンライン展示会の場合は当然ながら実物を直接手に取ってみることも、体験して理解するということも難しくなります。それを解消するため、よりリアルに近い臨場感を演出できる3D等が取り入れられています。
リアル展示会では見込み客のリストやデータを取得するには、来場者にアンケート記入してもらい、集計していました。これがオンラインでは、来場者の行動データの集計・分析はサイト上で行われ、手間なくより詳細なデータが取得・管理しやすくなりました。
来場者と直接コミュニケーションの取れるリアル展示会と、いつでもどこからでも参加できデータの集計・分析が簡単なオンライン展示会。2つの展示会にはそれぞれ特徴となるメリットがあり、同時にデメリットも抱えています。これまではどちらかの開催、ということが主でしたが、最近ではリアル展示会とオンライン展示会のデメリットをカバーできる方法として、リアルとオンラインを合わせた「ハイブリッド展示会」の開催も、徐々に増えてきているそうです。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業