福島県のIT企業が共同プロジェクトから創出したオンライン展示会プラットフォーム『Be-Spot』について、特徴や評判、費用などを紹介します。
Be-SpotはiPhoneとAndroid端末に対応するスマートフォンアプリ。展示会やイベントの開催及び参加するためのツールとなっています。出展社が事前の準備段階で商品カタログや動画を登録したり、イベント情報などを掲載したりすることができるのはもちろん、イベント開催期間中に現場で随時操作できるという点で、スマートフォンアプリならではのフレキシブルな対応もできます。
もともとBe-Spotというアプリは、2019年のリリース当初、展示会やイベントなどの現場で、来場者に商品カタログやチラシを手渡しする代わりに、データ配信によって提供するツールとしてスタートしたもの。これは、現場のペーパーレス化という狙いもあり、Bluetooth接続によるビーコンをブースに置いておくことで、デジタル化した資料を配付できるというわけです。
Be-Spotの来場者データ分析機能は、ブース単位や配信したカタログやチラシ単位での集計が可能。来場者の動線も分析できますし、事後のアフターマーケティングに役立てることもできます。スマートフォンアプリというモバイル端末上のツールだけに、リアルイベントにオンライン上の展示会を連携させて、来場者の行動履歴に応じたコンタクトをとるといった施策に使えます。
公式サイトに記載がありませんでした。
Be-Spotはスマートフォンアプリとしてオンライン展示会を管理するツール。オンライン展示会プラットフォームの中にはブラウザのみで操作できるサービスもあり、それぞれの特性を理解して選定するためにも、競合比較のページもご覧ください。
動画はありませんでした。
Be-Spotは、福島県郡山市に本社がある2つのIT企業、福島情報処理センターと福島コンピューターシステムによる共創プロジェクト、FF Projectによって運用されています。このチームは福島情報処理センターのイノベーションラボを拠点として、AIやIoT、クラウドなどを駆使して様々なソリューションをリリース。社会課題解決に取り組んでいます。
Be-SpotはiPhoneとAndroid端末で使えるオンライン展示会プラットフォームですが、開催だけでなく参加でも利用できるスマホアプリという点が、他のサービスと異なる点。カタログやチラシなど展示会で配布する紙資料のペーパーレス化という目的での導入でもメリットがあるでしょう。アプリの特性的には、工場見学や美術館などのリアル施設でも役立ちます。
COMPARISON
オンライン展示会の
「プラットフォーム」
をどうするか!
3つの手法の目的とその違い
オンライン展示会のスタイルは、大きく「3DVR」「2D」「ウェビナー」の3つに分類できます。それぞれの分類から、来場者の興味を引き立てるデザインのカスタマイズ性、リード獲得や有効商談につながる顧客管理機能やコンサルティング、来場者に早期離脱を防ぐコミュニケーション機能を持ち、実績のある会社3社をご紹介します。
バーチャル体験や臨場感のある
展示会を開きたいなら
3DVR
3DVRは臨場感を高め、よりリアルな現場の雰囲気を演出、来場者も見やすく没入しやすくなるなどのメリットがあります。情報の伝わりやすさ、見やすさがリアルに近いぶん、商談やリード獲得につながりやすい側面があります。
必要最小限のコンテンツで
展示会を開きたいなら
2D
2Dのオンライン展示会は非常にコストを抑えることができ、動作がサクサク行えるなどのメリットがあります。制作にも時間がかかりにくいでしょう。ただ企業の世界観や独自性などはなかなか表現しにくく、他社との差別化も難しいので注意が必要です。
カンファレンスやセミナー
目的で使いたいなら
ウェビナー
ウェビナーとはウエブとセミナーを合わせた造語。多数のユーザーに向けて情報発信する効率の良さが魅力です。ライブ配信ならチャット機能で受講者が直接質問するなどコミュニケーションもとりやすくなっています。
※1 2022年4月調査時点
【選定条件】2022年5月10日時点で「オンライン展示会」「オンライン展示会プラットフォーム」でGoogle検索し100位までに表示された公式サイトまたはITreviewに掲載のオンライン展示会プラットフォームの中から、「デザインのカスタマイズ性」、「顧客管理&コンサルの機能あるいはサービス」、「来場者とのコミュニケーション機能」を備え、かつ公式サイトに導入実績の掲載がある企業